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星のカービィ GC
読み: ほしのかーびぃGC(便宜名)
英名: Kirby GCN
ジャンル: アクション
対応機種: ゲームキューブ
プレイ人数: 1~4人
発売日: 星のカービィ Wiiへ移行
開発元: HAL研究所
発売元: 任天堂

星のカービィ GC (Kirby for Nintendo GameCube)は、ゲーム作品「星のカービィ Wii」の前身となったニンテンドーゲームキューブ用のアクションソフト。 なお、「星のカービィ GC」という日本名は当Wikiにおける便宜上のものである。

概要[]

試作1作目は2004年11月にGC用ソフトとして発表し[1]、半年後の2005年のE3(2005年5月18日)で初めて動画が紹介された[2]3Dアクションゲーム。北米名「Kirby Adventure」。 スーパーデラックスに登場したヘルパーシステムを拡張し、最大4人同時プレーに対応することが特長であった。

64』のあとすぐに開発が始まり、順当に進んでいれば『カービィのエアライド』から間をおかずに出るはずだったらしい[3]

桜井政博がシリーズ統括ディレクターを務める中、アニメ版に合わせた製品群として計画されており、本編シリーズとしては『夢デラ』・『』に続く形で出る予定であった[4]

その後、Wii用ソフトに変更されつつも、任天堂の決算発表の資料やゲーム雑誌などには発売予定として5年に渡って「星のカービィ(仮称)」として掲載され続けていたが、2010年7月の決算発表資料で削除された[5]

なお、同時期に入れ替わる形で『毛糸のカービィ』が発表されたが、これとは全く無関係の作品であり、社長が訊く『毛糸のカービィ』 でも新作を開発中であるとされていた。

2011年1月に発表されたWii用の新作(『星のカービィ Wii』)に至るまでこのGC版を含めコンセプトの違う3作品が試作されたものの完成には至らなかった(後2作は『Wii』の「社長が訊く」内で判明)。その3作品のコンセプトに存在した4人同時プレイ、スーパー能力といった要素を生かし、1年半程度の開発期間で製品版として仕上がった[3]。 『星のカービィ Wii』とは別物だが、オブジェクト等に類似点が見える。

試作1作品目[]

2005年E3で動画と共に発表された物である。2005年のE3で公開されたスクリーンショットやムービーによると、『星のカービィ スーパーデラックス』および『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』にもあったヘルパーのシステムが使えるようであり、最大3体のヘルパーを使って4人プレイが可能と思われる。『星のカービィ Wii』にあったおんぶのシステムもこの作品で見受けられ、ウィリーやフラッピィに乗ることでウィリーライダーのヘルメットを被るという要素もある。カービィデデデ大王に奪われたワープスターを取り戻すため、冒険の旅に出るというストーリー[6]

ヘルパー・コピー能力[]

ヘルパーは同時に3体まで増やすことができ、4人同時プレイが可能となる。ウォーターのグラフィックはアニメ仕様のものである。 スクリーンショット、ムービーで明らかになっているヘルパーは以下のとおり(あくまで目測なのでコピー能力の名称など異なる可能性あり)。

コピー能力 ヘルパー
ビーム ワドルドゥ
クリーン ブルームハッター
ファイア ヒートファンファン
ファイター ナックルジョー
ハンマー ボンカース
アイス チリー
パラソル パラソルワドルディ
ストーン ガレブ
ソード ブレイドナイト
ウィング フラッピィ
プラズマ プラズマウィスプ
ボム 名称不明
トルネイド (?) 名称不明
ウォーター (?) 名称不明

登場キャラクター[]

以下で挙げるキャラクターは、スクリーンショット・ムービーで確認出来るものである。これらのキャラクターの他にも、水滴の様な姿をしたキャラクターや、玉乗りをしている小人の様なキャラクターや、デデデ大王のマークが付いている巨大ロボット(『あつめて!カービィ』のカービィマスター第2章にて登場。さらに『星のカービィ Wii』にてデデデのデザインからメタルジェネラルのデザインに変更されたHR-D3として登場。)などが確認出来る。また、『星のカービィ スターアライズ』で登場したバルフレイナイトはもともと本作に登場する予定のキャラクターだったらしい。[7]

プレイヤーキャラクター[]

敵キャラクター[]

今までと違う点[]

  • ファイアの帽子のエンブレムが六角形
  • ハンマーの帽子がハチマキではなくヘルメット
  • ストーンの帽子が岩山を模したようなものに(Wii以降のストーンの帽子に引き継がれた)
  • ボムの帽子がパーティーハットになっている(デザインは変更されたがWii以降のボムの帽子に引き継がれた)
  • 中ボスがダメージで怯むようになっている

など

試作2作品目[]

カービィを完全な3D空間に置いて箱庭内を自由に動き回れるようにしたもの。確認可能な能力はソード、敵キャラはワドルディブロントバートがいる。後に、『星のカービィ ロボボプラネット』にて「カービィの3Dチャレンジ」というこれを髣髴とさせるサブゲームが登場し、それを発展させた『カービィのすいこみ大作戦』というゲームも出た。また、3D空間でコピー能力を扱うという試みも『カービィ バトルデラックス!』に見られる。そして、『星のカービィ ディスカバリー』において本編作品で3Dアクションが実現するに至った。

試作3作品目[]

絵本のようなアニメーションを基調とした横スクロールアクション。「いままでのコピー能力を一新して、さらにパワーアップさせることを目指しました」との事。「じつはスーパー能力は、3作目の仕様にあったもので、当時も考えうる限りの実験をすごくやっていて、それでもまとまらなかったものになります。」とも記述されている。それとは別に『星のカービィ ディスカバリー』ではコピー能力の進化という要素が登場し、スーパー能力とは別の形でコピー能力のパワーアップが試みられている。グラフィックのテイストは『星のカービィ Wii デラックス』に受け継がれている節がある。画面左上に宝箱の数が表示されているため、『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』のようにステージ内の宝箱を収集するものだったと思われる。確認できる敵キャラはワドルディブロントバート

画像[]

動画[]

脚注[]

関連項目[]

参考リンク[]


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