ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす) |
マホロア ソウル
<敵キャラクター> | |
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読み: | まほろあ そうる |
英名: | Magolor Soul |
初登場: | 星のカービィ Wii |
分類: | ラストボス |
マホロア ソウルとは、『星のカービィシリーズ』に登場する敵キャラクター。『星のカービィ Wii』における事実上のラスボス。
概要[]
カービィのウルトラソードにより、暴走した[1]マスタークラウンの持つ無限の力に逆に支配され、異形の姿となったマホロア。通常の第二形態に比べ、体色がダークグリーンになっているほか、体には黒いしみのようなものが付いていて、腕や各種攻撃の魔法陣が六角形になっている。クラウンも第二形態のいやらしく笑うような目になる変化や、体に絡みつくような変化[2]はそのままに、装飾が増え、体に絡みついた部分からはトゲが生えている。口の中の眼球が現れる頻度も高くなっている。
攻撃もより激しいものとなっており、マホロア第二形態同様に体力が半分以下になると、スーパー能力に類似した技も使う。撃破した時の断末魔も通常版と異なっており、カービィを呼ぶような声になっている。『星のカービィ キャラクター大図鑑』には、クラウンを破壊することで救えると記載されている。
ソウルの中で、唯一戦えるゲームモードが二つある。
登場作品[]
- 星のカービィ Wii
- マホロアの強化版。エクストラモードのラスボスであり、「真 格闘王への道」の15戦目、つまり最終ボスのため、本作における実質的なラスボスである[3]。
- その他の概要などについてはマホロアの項目を参照。
- 星のカービィ Wii デラックス
- 原作同様エクストラと「真 格闘王への道」で登場。
- マホロアエピローグのオープニングでは、マホロアが異空のドンゾコに落ちる前の回想がマホロア ソウルが倒れる姿で演出されている。当モードの解放自体はストーリーモードのクリアが条件であるため、ストーリー上はストーリーモードからもエクストラモードからも繋がるように想定されていると考えられる。
- 「真 格闘王への道」では、エクストラモードのものよりも強化されている。戦闘時の背景も大きく変化し、スペシャルページもエクストラと異なる内容になっている。前半から後半への移行時に、一度体力ゲージが0になってから回復するようになっており、後半突入と同時に目の部分が消え、口の中の目が常時現れるようになる。また、この時マホロア ソウルがリンゴを吐き出し、体力を回復できる。後半時はマホロア ソウルの体力ゲージが常に光り輝くようになる。
- スペシャルページは、前半はマホロアを解き放って友達になろうというマホロアが原作後にドリームフレンズとしての登場を果たしたことなどを踏まえたような文章となっている。後半になると、マホロアの性格なりにマスタークラウンを破壊することによる救いを求めるような文章に変化するが、実際に撃破するとクラウンが破壊されずにソウルの姿のままでもがきながら異空間に吸い込まれていく。
使用技[]
多くの技がメインモードより強力になっており、さらに新たな技も追加された。技名は特記のない限りは「任天堂公式ガイドブック 星のカービィ Wii」p.236-237、249より。以下、『WiiDX』の「真 格闘王への道」のものを指して強化版と記載する。
- コピー能力解除(仮)
- エクストラモードで、マホロア EX戦でのウルトラソードを持ったままだとコピー能力を解除してくる。先に解除しておくと使用しない。
- ブラックホール
- 吸引力が上がっている。エクストラモードでは、コピー能力解除直後に必ず使用。能力解除が使用されなかった場合、ブラックホールも使用しない。背景を巻き込まんとするほどの勢いである。WiiDXでは背景を巻き込む演出がなくなっている。強化版では画面の左右両端に2つ同時に発生させるようになっている。
- 魔力球
- 魔力の弾丸の速度が上がっている。画面奥から2連続や3連続で放つパターンが加わる。強化版は、がんばりすいこみでしかすいこめない巨大な魔力球を放つパターンが出てくる他、キルニードルワープと組み合わせて使うこともある。発射パターン自体も変化している。
- マホロア砲/マホロア砲ワープ[4]
- 色がどす黒くなり、さらに太くなり、ワープのパターンも大幅に変更されている。強化版はワープせずに放つ場合、2発同時に放つことで画面の大半が攻撃範囲となる。強化版では一番初めにこのワープを伴わない2連マホロア砲を行う。また、強化版はワープのパターンが上下左右の四辺に放ったのち画面中央を横切るものになる。
- キルニードルワープ
- 更に予備動作時間が短くなり、3回連続で射出するパターンが加わる。3連続は奇数回目、単発は偶数回目に使用する。前半は両方のパターンを使用するが、後半の単発はリバースワールド発動中のときのみになる。強化版ではパターンが増え、より攻撃範囲が広くなる。一度に発生させては別の場所に射出するパターン以外にも、キルニードルを発生させたまま、別のキルニードルを発生させたり、別の技を同時に行うパターン、カービィの場所を追尾してキルニードルを放つパターンもある。
- コーリングショット
- ザコ敵をお手玉しながら生み出し、お手玉された敵が次々に飛んでくる。サイズの大きい敵(ハルカンドルディとゴルドーの2匹)やアーマーハルカンドルディなども飛んでくるようになっている。『WiiDX』では通常版よりも素早くなっている。強化版はそれに加えて、出現する敵が全て巨大なものになる。
- ワープホールアタック
- 画面を横切るようにワープホールからワープホールへ2度突進する。メインモードと特に違いはない。後半はリバースワールド発動中にのみ使用する。『WiiDX』では通常版よりもスピードが上昇している。強化版では斜めにも突進するようになるほか、ワープホールが左右共に画面端に配置されるようになる。
- アナザーディメンション
- 図形を描き、画面を結界で分断し電流を流す。メインモードと結界の色以外に違いはない。強化版では3回連続で繰り出し、2回目以降は図形を描くモーションがカットされ、即座に図形が現れるようになる。2回目は必ず画面両端を埋める図形になる。
- ギガトンスノーハンマー
- 以下は後半から使用。通常版では後半突入時最初に、強化版ではドラゴストームの後、リバースワールドに続けて使う。巨大なハンマーで床をたたき衝撃波を発生させる。床は凍り少しの間床にトゲが発生し、巨大な氷塊が複数個(3つから5つ)落ちてくる。氷塊が落ち切ると氷のトゲは消えるが、次の技(奇数回目及び強化版はウルトラソード・偶数回目はキルニードルワープ3連続)が終わるまで地面が凍結状態になる。
- ウルトラソード
- 左右1回ずつ計2回剣を振り下ろした後、最後に両方の剣を同時に振り下ろしてくる。剣は氷を纏っていて、形もギャラクシアのようになっている。ガード不可能。強化版ではパターン変化はないが、必ずリバースワールド、ギガドンスノーハンマーと組み合わせ、スーパー能力攻撃のトリとして使用する。
- ミラクルビーム
- 色がダークグリーンになり、マホロア自身以外にもう1つビーム球が出現。強化版では、さらにもう1つビーム球が増えて合計3つになる。
- ドラゴストーム
- 色が水色になり横ではなく縦に来る。回数に変化はないが、攻撃場所は完全に不特定。また、攻撃のテンポが上昇している。強化版では発射前の構えが長くなり、マホロア ソウルを交点とした十字に2つ飛んでくるようになる。最終弾では左右と上下で2つずつ、計4つのドラゴストームが同時に飛んでくる。
- (リバースワールド)[5]
- 通常版ではスーパー能力攻撃4つを使ったあと、強化版ではドラゴストームの後に使用。画面の上下を反転させる。反転後は、キルニードルワープ(単発)・ワープホールアタック・アナザーディメンションのどれかをランダムで1つ使用し、その後は必ず魔力球2連続を繰り出す。上記3つの中から1つ、および魔力球2連続の計3回攻撃を行うと画面をもとに戻す。スフィアローパー EX・銀も画面反転を使っている。
- 強化版では、ギガトンスノーハンマーからウルトラソードの連続攻撃か、ワープホールアタックを画面反転状態で使う。
- (デザートハリケーン)
- 強化版で追加。後半突入時、最初に使用する。巨大な砂竜巻を2つ召喚し、投げつけてくる。砂竜巻は画面端までは届かないが、2発目は逆の方向から来る。ギャラクティックナイトの竜巻と同じ性質を持ち、ガード不可能で打ち上げられる。
- (うちあげファイア+フルチャージブラスター)
- 強化版で追加。巨大なキャノンを2つ召喚し、青い炎の弾を6発、中央、両端、その間の順で放つ。炎は着弾点にしばらく燃え広がる。その後、巨大なレーザーを画面中央に放ち、上に薙ぎ払う。
戦闘BGM[]
- エクストラモード、真 格闘王への道(Wii)
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- CROWNED
- 通常版と同様の楽曲。
- 真 格闘王への道 (WiiDX)
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- 覇王戴冠 〜OVERLORD〜
- 「CROWNED」、「デンジャラスディナー」、「飛べ!星のカービィ」、「無限のチカラ」、「勝利への道」、「スカイタワー」のミックスアレンジで、「必殺! スーパー能力」のフレーズが使われている。 前半は『スターアライズ』のバルフレイナイト戦で用いられたものの流用。後半に入ると、マホロアの声が聞こえるようになり、コーラスなどの音もシームレスに増加する。
スペシャルページの説明文[]
- 星のカービィ Wii
- クラウンのもつ むげんの力に
- しはい された、かなしき すがた…
- もはや かれがクラウン そのもの。
- ぞうお と しゅうねん に とらわれた
- マホロアの たましいを、ときはなて!
- 星のカービィ Wii デラックス
- 限界をこえた 戦いによって
- あふれ続ける 無限のチカラに 支配された
- 悲しき姿… かつて クラウンを 手にしてきた、
- 覇王たちの 憎悪と 執念に とらわれた、
- マホロアの魂を いま…ときはなて!
- 星のカービィ Wii デラックス強化版前半
- 隻眼のローレルリースは 食いこみ続け…
- 力と引きかえに したたる ソウルを啜り続け…
- 自我さえ うばう、まさに 支配の冠だった。
- いまわしい この悪夢から 彼を解き放ち、
- また 手をつなぎ、友達に… なっちゃおう!
- 星のカービィ Wii デラックス強化版後半
- カービィ、ボクは キミが ニガテ ダナァ。
- ダマサレタって、キョトンと しちゃってサァ。
- 何度モ キミに タヨルのは しゃくダケド… もう、イイヤ。
- 星のカービィ。早くサァ、頭のコレ ブッコワシテヨ。
- そしたら マタ、クックック… カラかって ヤルヨォ!
余談[]
- 元々本編でマホロアを倒した後の光になって消える演出は、重要アイテムを全て手に入れた時のみにする予定もあったとされる。マホロアが嘘の罪から解き放たれる演出はメインストーリーに欠かせないということで、現在の仕様となっているが[6]、『WiiDX』強化版での撃破演出はこの時没になった方の展開を意識している可能性がある。
他言語での名称[]
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Magolor Soul |
マホロアの魂 |
ドイツ語 | Magolor-Seele |
マホロアの魂 |
画像[]
脚注[]
- ^ Miiverse - イシダ's post | Nintendo (archive.org)
- ^ 『星のカービィ プププ大全』p.127
- ^ 一応、クリア後の「真 格闘王への道」でギャラクティックナイトが初めて出てくる。
- ^ 『星のカービィ Wii デラックス オフィシャルガイド』p.311
- ^ 公式名不明のため、ダークマインドが使う技の名前を借用。
- ^ Miiverseでの投稿(アーカイブ)
関連項目[]
- マホロア
- うらぎりのマホロア
- 星のカービィ Wii
- 星のカービィ Wii デラックス
- ソウル
- ダークマター族 - 口から単眼が出ている容姿が類似しているが、関連があるかは不明
以上でネタバレ部分は終了です。 |
マホロア関連
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