チュチュ
<キャラクター> | |
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読み: | ちゅちゅ |
英名: | Chuchu |
初登場: | 星のカービィ3 |
分類: | キャラクター |
性別: | 女 |
チュチュは、星のカービィシリーズに登場するキャラクター。
概要
ピンク色のスライムのような姿をしているカービィの仲間。姿のモデルはタコであることが示唆されている[1](その中でもメンダコが見た目からして近い)が本人がタコなのかは不明。頭には赤い大きなリボンをしている。名前の由来は数え歌の「ちゅうちゅうたこかいな」や、バレエの衣装の一つである「チュチュ」 (Tutu) という説が囁かれているが、詳細は定かでは無い。
カービィとの合体時、チュチュに乗られたカービィは目が細くなって幸せそうな顔をする(グーイはそうではなく、両目を回す)。吸い込みの時は、カービィが吸い込むのではなく、チュチュが腕[2]を伸ばし、捕らえた敵をカービィの口に放り込む。天井にジャンプで触れるとチュチュは腕を伸ばし、天井に張り付き、さらに横方向に移動する事が出来る。また、空中ジャンプも出来る(ただし、着地しないと徐々にジャンプの高度が低くなる)。
漫画では「あれこれ口出すタイプで、ちょっと気が強い女の子。カービィのなかまの中では、みんなのお姉さんみたいな感じかな。」(さくまカービィ3巻より)、「乙女チックな女の子。でも…」(デデププより)のように、とても女の子らしいが、気が強いという性格で描かれている(サンドキャニオンのムービーでも、チュチュをなめたグーイを吹っ飛ばして、みんなに恐れられている)。アンソロジーでは、(チュチュが一方的な事が多いが)カービィとラブラブなシーンが描かれている事が多いものの、チュチュのカービィに対する明確な恋愛感情の公式からの言及は無い。友達にニュプンという黄色いチュチュそっくりの子が居る。また、その攻略方法から、アンソロジーではムチムチとの掛けあいがネタにされていることもある。説明書や公式サイトの記述では一人称は特に無く、「チュチュ」と自らを呼んでいる。
各ゲームにおけるチュチュ
- 星のカービィ3
- Bボタンをジャンプ中に押すことで数回だけだが空中ジャンプをすることができる。落下中もBボタンを押すことで落下速度を遅くすることが可能。Bボタンを押したまま天井にぶつかると張り付くことができ、そのままうんていのように天井を伝って進むことができる。レベル3のステージ5には友人であるニュプンが登場する(『任天堂公式ガイドブック 星のカービィ3』の「あたしのカレシなの」という表現の目的格が不明瞭であるため恋人という可能性が完全に否定できない)。
- 星のカービィ64
- チュチュ本人は出てこないが、コピー能力ミックスのストーンカッターでカービィがチュチュの形に彫刻された石に変身できる。ジャンプはできるが、地面に接した状態では動くことはできない(十字キーを入れることで後ろを振り向くことはできる)。ジャンプで空中にいる間だけはゆっくりと左右に移動することができる。星のカービィ3のチュチュのように空中ジャンプをすることはできない。
- タッチ! カービィ
- 本人は出てこないが、サブゲームのペイントパニックにお題として登場している。星のカービィ3でグーイに加え、新たに仲間として登場するチュチュ・ナゴ・ピッチの4人のうち、ペイントパニックに登場しているのはチュチュだけである。
- 星のカービィ トリプルデラックス
- 本人は出てこないが、キーホルダーがある(チュチュクリーン)。これまた『星のカービィ3』でグーイに加え、新たに仲間として登場するチュチュ・ナゴ・ピッチの4人のうち、キーホルダーがあるのはチュチュだけである。
- 星のカービィ ロボボプラネット
- 本人は出てこないが、ストーンやスマブラの技で「チュチュ像」に変身できる。前述したストーンカッターの姿ではなくペイントパニックで登場する絵柄の姿である。また、ステッカーでも登場する。
- みんなで! カービィハンターズZ
- 本人は出てこないが、ぶきにチュチュフラスコ、ぼうぐにチュチュずきんが登場する。
- 星のカービィ スターアライズ
- 本人の登場は3D初。クリーンの技にチュチュクリーンを意識した技がある。
チュチュによるコピー能力
いずれも『星のカービィ3』におけるもの。当該記事も参照されたし。
名前 | 画像 | 説明 |
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カッター | カッターとなったチュチュをカービィが振り回す。その際、右を向いていれば時計回り、左を向いていれば反時計周りに回し、どちらも上から始まる。 | |
バーニング | カービィが前方に火を吐く。その際Bボタンを入力する事で上向きに火を噴き、チュチュを膨らませ気球の様にして飛ぶことも出来る。 | |
アイス | チュチュがカービィの口から出された雪を丸め、その雪玉を投げる。投げる方向は3種類。 | |
パラソル | カービィとチュチュがパラソルに乗って、コーヒーカップのようにクルクル回る。グラスランドのムービーでも使用。 | |
ニードル | チュチュの回りから5方向にトゲが出る。 | |
スパーク | 敵を貫通するレーザーを放つ。放たれたレーザーは壁に当たると跳ね返り、角度がついている壁(坂)では角度を変えて反射する。また星のカービィ3内のコピー能力の中で唯一パワーを貯めて放つ事ができる。ボタンを押し続ければパワーが溜まり、その時間が長いほど多く反射をする。溜めずに放つと反射はしない。 | |
ストーン | 石になったカービィを横方向に振り回す。振り回しながらの移動が可能。ジャンプは不可能。 | |
クリーン | 箒にまたがって空を飛べる。下からしかすり抜けられない床を上からでもすり抜けられる。攻撃判定は箒の後ろのみ。 |
漫画におけるチュチュ
- 星のカービィ (さくま良子)
- 単行本では3巻より登場。ただし3巻には1話しか出番が無い。「気が強い」設定であるが、その一方でカービィに何かあると真っ先に手を差し伸べる優しい子。他の仲間たちとも仲が良い。時折、化粧やリボンを整えるシーンがある。7巻にチュチュの家が登場しているが、12巻では木に引っかけたカゴの中で寝ている。
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり
- 単行本では9巻より登場。気が強いキャラクターとして描かれており、それと乙女チックな部分が強いところ以外は比較的普通の性格。11巻では花婿探しにデデデやクーやカインを駆けまわるが、結局カービィに落ち着く(ものの食費がかさむので困る)。女の子なので、リボンやアドレーヌと共に行動している事も多い。チュチュ顔面パックをされるとお肌つるつる、おめめぱっちりになる。
- 星のカービィ ウキウキ大冒険
- 星のカービィ カービィ&デデデのプププ日記
- 11話「ドロッチェ団登場!」でお宝鑑定大会に登場。出品物は変な形のニンジン。83話では家の中でおたまを掲げている。86話ではピンク3人むすめとして、カービィ・バウンシーとダンスユニットを組むが、一人だけ踊りが苦手だった。96話では刺繍をしている。101話では大王くんのイラストを買いに来た他、大王くんのぬいぐるみを持っていた。
- 星のカービィ ぽよぽよな毎日
- 女児向け冊子ゆえか、レギュラーキャラクターとなっており、登場回数がかなり多い。「カービィのことが好き?」と紹介文で書かれている。
チュチュを描いた漫画家
他言語での名称
言語 | 名前 | 意味・由来 |
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英語 | Chuchu チュチュ |
その他
- 『星のカービィ3』の各レベルのエントランス時のムービーで、チュチュはクラウディパークのムービーにのみ登場していない。カービィの7人の仲間キャラクターのうち、ムービーの登場回数が最も多い。
- 『星のカービィ! も〜れつプププアワー! 8巻』の第10話にて、ニンジャ能力で分身したカービィの中に、チュチュそっくりの分身体が居る。台詞は「プ。」・「うえ~ん うえ~ん」。
- チュチュ本人ではないが、「星のカービィ64 4コママンガ劇場 2」でストーンカッターでチュチュになっているカービィを水谷みかが描いている。
- 過去にバンダイから「星のカービィ3 カービィフレンズ[3]」という食玩が発売されており、その中にチュチュのマスコットが存在した。そのマスコットのチュチュは、チュチュの内側にきちんと立たせるための台のようなものがある。
- 2012年7月にコイズミから発売された20周年仕様のデスクマットには、全作品の公式イラストが載っており、『星のカービィ3』ではカービィと全ての仲間の公式イラストが載っている(すなわちチュチュも居る)。
- 2013年3月にエンスカイから発売された「星のカービィ マグネットコレクションガム」には『星のカービィ3』のキャラクターのマグネットもあり、その中にチュチュクリーンの絵柄がある。
脚注
- ^ 『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』付属ブックレットp.23より「この不思議な生き物は、実は海にいる8本足のアレをもとに考えました。」
- ^ 「VC-星のカービィ3」のページでは触手と書かれている。
- ^ バンダイ-星のカービィ3 カービィフレンズ
画像
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外部リンク