カービィWiki
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Cut ネタバレ注意: 以降の記述でゲーム・アニメなどに関する核心部分などの、ネタバレ要素が記述されている可能性がありますので注意してください。(読み飛ばす

ソウルとは、星のカービィシリーズの一部のラストボスが冠している名称。カテゴリの範疇に近い。

概要

ソウル(soul)は英語で「魂」を意味する。カービィシリーズでは、『タッチ! カービィ』のドロシア ソウルでこの名が初登場して以来、『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』を除き、正統派アクションゲームの事実上のラストボスは後ろにこの名を冠するようになっている。

この名をもつボスに共通する事項として

  • 登場当初(ソウルと名の付かない形態)の原形をとどめておらず、禍々しい姿やグロテスクな演出がある。
  • 自我はほぼ失われている。
  • 新規の「ソウル」は、かつての「ソウル」が使用したものに類似した技を使用する。
  • ドロシア ソウルを除き、ストーリーモードにおけるラストボスの強化版。

といった特徴がある。

メンバー

各キャラの詳細はリンク先も参照。

ドロシア ソウル

Drawcia Soul-tk
登場は『タッチ! カービィ』。最初の「ソウル」。ドロシアの真の姿で、絵の具の塊のような魔物。5つの眼と大きな口のようなものがあり、狂ったように笑う。その正体は「長い年月を経て意志をもった、名も知れぬ絵画」であり、その点からまさしく「ソウル」であるといえる。最初の「ソウル」というだけあって、このキャラの使用する技は後作のソウル系統のボスに受け継がれている。


マルク ソウル

Marxsoul01

Marxsoul02

断末魔の最中

登場は『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』。一度カービィに倒されたマルクが、ギャラクティック・ノヴァの残骸を吸収し、より禍々しい姿となって復活した。顔は狂ったように笑っており、自身の体をちぎって攻撃する、倒されると体が真っ二つになって消滅するなど、グロテスクな要素が多い。このキャラから、「ソウル」は、「既存の黒幕キャラが、追加要素のモードでパワーアップした状態」を表すようになる。

マホロア ソウル

Magolorsoul
登場は『星のカービィ Wii』。マホロア(第2形態)の強化版。色が変化しており、口のような場所からは常に眼球が現れている(メインモードでは後半、かつスーパー能力攻撃の時しか眼が現れない)。マスタークラウンの持つ無限の力に魂を支配されており、マホロアの魂というよりはマスタークラウンの魂と言った方がよいだろう。攻撃技は他のソウル系統と一致する部分が少なく(ソウル化後に限らなければ、ドロシア ソーサレス同様に魔力球やキルニードルを使う)、過去のラストボスを彷彿とさせる技や、スーパー能力を模倣した技を使ってくる。一方でソウル系統に似た攻撃技はグランドローパー(カバードスフィア状態)が使用する(後述)。大きな単眼を持っているが、ダークマター族との関連性は不明。唯一、「真 格闘王への道」とストーリー(エクストラモード)の両方で戦える。

セクトニア ソウル

TDX-soul01 ⇒ TDX-soul03
登場は『星のカービィ トリプルデラックス』。第1形態はストーリーモードのクィン・セクトニア(通常の最終形態)の強化版、第2形態は全くの新形態。ソウル系統としては、初の第2形態持ちである。4つのきせきの実をその身にとりこんで変化した。ひたすら追い求めている自らの美への執念だけによって動かされているゾンビのような存在(ポーズ画面の説明文では「悲愴な骸」と形容されている)で、かすかに助けを求めていることがわかる程度にしか意識がない。本人も相当苦しんでいるようで、「夜が明けるその前に、とわなる…ねむりを…」と助けを求めているのではないかと、第2形態のポーズ画面で語られている。ちなみに英語名が他のソウル系統の「XX Soul」と異なり、「Soul of Sectonia」と表記されている。

星の夢.Soul OS

Star Dream Soul phase1 01 ⇒ Star Dream Soul phase2 01
 ⇒ Star Dream Soul phase3 01 ⇒ Star Dream Soul phase4 01
登場は『星のカービィ ロボボプラネット』。ハルトマンの精神と融合したことを除けば初の機械のソウル、これまでのソウル系統とは異なる「XX.Soul OS」という表記、第1〜3形態はソウル系初のシューティング、星の夢自体は自我(ただし自我を持つ原因となったハルトマンの『ココロ』を消そうとしている)と原型を残しているなど、歴代ソウル系統とは大きく異なった点がいくつか見られる。第1〜3形態はストーリーモードの星の夢第1〜3形態の強化版、最終形態は星の夢.Soul OS内部のコアとの戦闘になる。

第1形態は後述の攻撃による傷に加えより禍々しい色合いに、第3形態はもはやそのものと言っても過言ではないほどノヴァと瓜二つなデザインとなっている。メタナイトでゴーリターンズで召喚したギャラクティックナイト リターンズによる未知のダメージにより、星の夢の最終プログラムがアンロックしたことでこの姿へと変化した。スペシャルページのおそらく星の夢.Soul OSによる文章によれば、これによりカービィを排除できる可能性は99.99%になるが、ハルトマンの『ココロ』がその障害となるため、彼のメモリーの消去を開始した。第2〜最終形態前半のポーズ画面ではキカイは自らの夢を叶えてくれないと分かりつつも、誰が何のために作ったのかさえも分からないモノを起動させてしまったハルトマンの後悔が綴られている。第3形態撃破後、ストーリーとは違いハルバードと分離したロボボからカービィのみ内部へ吸収、コアとの戦闘が始まる。前半は、かのギャラクティックノヴァの核との闘いのように核を破壊し、後半戦はコアそのものとの直接対決。最後に大ダメージ技「ハートレス・ティアーズ」を回避すれば勝利である。なお、前半戦で核を破壊した時に叫び声が聞こえるのに対し、後半戦では一切聞こえなかったり、後半戦のポーズ画面の記述などからしてハルトマンのメモリーは前半戦終了時点ですでに消えたようであるが、コアの消滅の際、低い叫び声らしきものが聞こえることから実は後半戦の時点でもまだハルトマンのメモリーは残っていたのかもしれない。

共通して使われる主な技

スプラッシュ ラッシュ
ドロシア ソウル、マルク ソウル(名称はスプラッシュマルク)、セクトニア ソウルが使用。自分の体を分裂させ、大量に体の一部を降らせる。
バウンド ボンド
ドロシア ソウル、セクトニア ソウル(デッドリーバウンド・サンの一部)が使用。画面奥からプレイヤーキャラクターに向かってバウンドしながら接近し押しつぶす。ソウル系統ではないが、グランドローパー(カバードスフィア状態)が「ボールプレス」として酷似した技を使う。
シューターカッター
ドロシア ソウル、マルク ソウル、セクトニア ソウル、星の夢.Soul OSが使用。マルクのみ、ソウル前でも使用している。体の中心からカッターを複数放つ。
デッドリー サン
ドロシア ソウル、セクトニア ソウル(名称はデッドリーバウンド・サン)、星の夢.Soul OS(名称はサーマル・モジュール)が使用。画面外に去った方から反対側へバーニングのように横に体当たりをする。また、マルク ソウルがこれに似ている、2方向から攻撃する「デッドリーボウル」、星の夢.Soul OS(最終形態)が2つに分かれて突進し、その後大きな衝撃波を放つ技「デッドリー ハート」を使用する。なお、ソウル系統とは全く関係ないがグランドローパー EX(カバードスフィア状態)が「バーニングアタック」としてデッドリーサンに酷似した技を使う。
ブラックホール
マルク ソウル、マホロア ソウル、星の夢.Soul OS(名称はインストール・ホール)が使用。この技はソウル前でも三体共に使用している。またスフィアローパー EXがミニブラックホールを使う。
マルク砲・マホロア砲
マルク ソウル、マホロア ソウル、星の夢.Soul OS(名称はスタードリーマー)が使用。巨大なレーザーを放つ。この技はソウル前でも三体共に使用している。

余談

  • 『USDX』・『Wii』・『TDX』とディレクターを務めてきている熊崎信也氏は、ボスキャラの登場するカービィシリーズで、初めてスタッフリストに氏の名前が載ったのが『タチカビ』である(デザイナー担当、『エアライド』でもデザイナー担当)。この作品において、氏はストーリーとラスボス企画を担当している。一方で『参ドロ』の製作にはスタッフリスト上では関わっていない。

Cut 以上でネタバレ部分は終了です。

関連項目

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