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スフィアローパー
Wii-Doomer01
紫のスフィアローパー
読み: すふぃあろーぱー
英名: Sphere Doomer
能力: ファイア(赤の弾)、スパーク(緑の弾)、アイス(銀の弾)
初登場: 星のカービィ Wii
分類: 中ボス

スフィアローパーとは、星のカービィシリーズに登場する中ボスである。

概要[]

アナザーディメンションに生息する、鳥のような姿の謎の生命体。エナジースフィアのエネルギーが好物[1]で、体内にスフィアを取り込んでいる(格闘王への道にはない)。

ザ ラストバトル イン アナザーディメンション」に登場する容姿が酷似したザコ敵4匹の名前は「ラーパ」・「リーパ」・「ルパ」・「レーパー」であり、スフィアローパーやグランドローパーの「ローパー」を含めると、頭文字が「ら行」で揃えられている。

名前にある「ローパー」は、縄張りにするという意味をもつ「rope[2]」と、それを行う者であることを意味する接尾語「-er」を合わせた造語と思われる。また英名の方の「Doomer」の「Doom」には運命づけるという意味がある。

登場作品[]

星のカービィ Wii
異空間の最後に登場し、抜け出す前に必ず戦うことになる敵。ローアの不時着によりエナジースフィアが散らばってしまったため、そのエネルギーに引き寄せられてポップスターにやってきたらしい。
異空間に突入する際にコピー能力を持ちこむことができないため、コピー能力は直前にある2つのコピーのもとでコピーするかスフィアローパーのエナジー弾をコピーして手に入れるしかない。
「ステージごとに戦う地形が違う」という設定がこれまでの中ボスよりも強く表れている。例として、
  • 足場が凍っている(4-2)、動いている(4-4・5-2・5-4・6-1・7-2)。
  • 足元に水場(2-2・3-1)、又は水の壁がある(3-3)。
  • ギガッツォの足元からの砲撃による妨害がある(7-1)。
  • 触れるとダメージを受ける障害物が用意されている(7-3)。
など。場合によって能力星を失いやすかったり、即ミスの奈落が開いている場合も多々あるため、「最大の敵は地形」とも言えるほどである。
メインモード(エクストラモード)では倒すとエナジースフィアを2個手に入れられる。
紫・赤・緑・銀の4種が存在し、どの個体と戦うかはステージ(レベル)ごとに固定で決まっている。4種はそれぞれ攻撃パターンが異なり、基本的に紫→赤→緑→銀の順に強くなっていく[3]。なお、7-3では紫と赤の個体が2体同時に現れ、名前が「スフィアローパー」(複数形)になる。
エクストラモードでは「スフィアローパー EX」として登場。頭頂部の毛のようなものが1本角になるほか、1つ目になる。攻撃内容が強化され、より手強くなっている。
各個体の内訳は次の通り。
主にレベル1「クッキー カントリー」に登場する。基本的な個体で、属性攻撃は持たず、最も弱い。ゲーム中唯一、何もコピーできない中ボスである。7-3では赤と共にスフィアローパーズとして登場する。尾羽は2本。
主にレベル2「レーズン ルインズ」と、レベル3「オニオン オーシャン」に登場する。炎の力を持つ。7-3では紫と共にスフィアローパーズとして登場する。尾羽は3本。
主にレベル4「ホワイト ウェハース」と、レベル5「ナッツ ヌーン」に登場する。雷の力を持つ。この個体と戦うときは特に地面が不安定になりやすい。尾羽は4本。
主にハルカンドラに登場する。氷の力を持つ。瞬間移動能力を持つ他、攻撃は激しく、全個体中最強クラスの実力を持つ。尾羽は5本。
星のカービィ ロボボプラネット
スフィアローパーは登場しないが、ホログラフ防衛システムズによりホログラフで再現されたホロ・ローパーズが登場。詳細は当該記事を参照。
みんなで! カービィハンターズZスーパーカービィハンターズ
スフィアローパーは登場しないが、近縁種と思われる「かなたからのまよい鳥」ラージローパーが登場。詳細は当該記事を参照。
星のカービィ Wii デラックス
原作同様、異空間で登場。スペシャルページが追加されている。

星のカービィ公式ツイッターでのスフィアローパー[]

2019年10月31日の投稿で、音声ワドルディが紫のスフィアローパーの仮装をした。

攻撃[]

前述のように個体によって行動は異なる。攻撃技の名称は、小学館発行『任天堂公式ガイドブック 星のカービィ Wii』の該当ページ(p.58、p.243など)に拠っている。

グライド体当たり
画面を横切るように体当たりをする。銀はエナジー弾を纏って体当たりする。体力が半分以下になると画面奥からの体当たりもする。EXでは紫のみ、画面奥からの体当たりが蛇行軌道になる。
エナジー弾
それぞれの色のエナジー弾を放出する。着弾して一定時間たつと消滅する。色に応じて様々な発射パターンがある。赤・緑・銀のエナジー弾はそれぞれファイアスパークアイスをコピーできる他、その属性に応じて地面に炎等が残り、EXの緑では上に落雷を発生させる。
バーニングアタック
赤のみ使用。画面端から一直線に高速で突進する。
バーニングアタック&セカンドアタック
EXの赤のみ使用する強化版。バーニングアタックの途中で止まり、横の軸を合わせ直して再度突進する。
落雷攻撃
緑のみ使用。画面中央の高さを左右の端から落雷(上にも出る)しつつ低速で移動する。
旋回電撃アタック
EXの緑のみ使用する攻撃。4つの電撃球を左右に発生させ、回転(右なら左回転、左なら右回転)しながら移動する。
スパークエナジーショット[4]
緑のみ使用。電気の玉を一直線に放つ。1回ごとに横軸を合わせて、3回行う。EXでは弾速が上がる。
各種攻略本にはエナジー弾を一直線に飛ばす技と記載されている。
アイスクラッシュ
銀のみ使用。氷を纏って急接近し、接近後はじわじわと間合いを詰めつつ連続で3回氷を爆発させ周囲に氷塊をばらまく。
アイスクラッシュフォーリング
EXの銀のみ使用する亜種。2回まではプレイヤーの頭上に出現し落下しつつ放ち、最後の1回は中央に出現し4方向に氷弾を発射する。
ミニブラックホール
EXのみの技で、全色使用(銀以外の個体は体力低下後に使用するが、銀のみ始めから使用する)。吸い込まれるとダメージ(実際は引き寄せられるだけの装置の様なもので、ホール自体に触れなければダメージは受けない)を受ける小型のブラックホールを1つ設置する。
画面反転
EXの銀のみ使用。鏡の大迷宮のボス「ダークマインド」のリバースワールドのように、画面を上下反転させる。操作は通常の画面の時通り(つまりプレイヤーから見れば上下が逆に移動するようにみえる)。3回攻撃を行うと画面をもとに戻す。

固有戦闘BGM[]

星のカービィ Wii (Wii デラックス)
VS.スフィアローパー
全ての色で共通、スフィアローパーズ戦でも同じ。

スペシャルページ[]

星のカービィ Wii デラックス
スフィアローパー
異空をわたる翼 スフィアローパー
スフィアの エネルギーに ひかれ あらわれた!
スーパーのうりょくで きりひらかれた
ナゾの空間の おく地に ひそみ、 スフィアを
うばおうとする ものに おそいかかる!
スフィアローパーズ
ハルカンドラにある 異空間は、より
おく深い 空間へと つながっている という。
そのためか あらわれる ローパーたちの
数もふえ、まるで つがい のように
コンビで 活動するものも そんざいする。
スフィアローパー EX
異空間への入口は、 スーパーのうりょく
パワーに より ひきさかれる ようにして
開かれた。 時と ともに空間は とざされて
いくが、スフィアのある 場所のみのこされ、
ローパーが飛び回って いるようだ。
ディメンションウォール及び、それがスフィアローパー戦の部屋で出てこないことの説明となっている。
スフィアローパーズ EX
ことなる世界に うかぶ ハルカンドラ。
異空間は その世界との はざまの空間だ。
しかし ローパーたちは なぜ、スフィアを
求めるのか? 古代には 今とは ちがう姿
空間をこえる力を 使いこなしていた というが…

小説作品のスフィアローパー[]

星のカービィ (高瀬美恵)
星のカービィ メタナイトと銀河最強の戦士』に登場。異空間ロードを呼び出してギャラクティックナイトを復活させるためにハルカンドラ製のオルゴールに使われていたエナジースフィアを使っておびき出した。カービィ曰く「人の話を聞かない分からず屋」。最初の紫のスフィアローパーは幼くふらふら飛んだり異空間ロードの入口の出し方を今一つ覚えていなかったりしていた。異空間に住むためカービィ達と言葉でのコミュニケーションは取れないが、カービィだけはその気持ちをある程度感じることができた。その後、オルゴールとスフィアローパーの力を使って何とか入口を開いた。その時に銀色のスフィアローパーも来てカービィ達に襲い掛かったが、コピーのもとからエンジェルをコピーしたカービィが圧倒。その後は怯えていたが、カービィが敵で無い事が分かると紫のスフィアローパーともども異空間に帰って行った。

他言語での名称[]

言語 名前 意味・由来
英語 Sphere Doomer
スフィア ドゥーマー
Sphere = 球、Doom = 運命
スペイン語 Espectrosfera
Esfespectro

エスペクトロスフェラ
エスフェスペクトロ
Esfera = 球、Espectro = 霊
イタリア語 Fenix Sferix

画像[]

脚注[]

  1. ^ 星のカービィWiiマホロアの台詞より。
  2. ^ 「縄」を意味するropeと同じ語。
  3. ^ 強さは尾の数で判断することもできる(紫は2本、以下赤→緑→銀の順で1本ずつ増える。ちなみにグランドローパーの尾の数は13本で、後に登場したラージローパーの尾は7本)。
  4. ^ クラウンドローパーの技名を借用。電撃ゲーム書籍編集部「星のカービィ Wii デラックス オフィシャルガイド」p.421より。

関連項目[]


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